◆借金の始まり◆

しかし、そうして仕事に明け暮れるうちに、私はその仕事によって段々とストレスがたまり、 発散と称して週末はパチンコと飲酒に明け暮れました。

私は順調に出世を重ねていきました。部下も増え、仕事の責任が増えると、
どうしても溜まってくるのがストレスです。
部下がミスをすれば、私がその尻拭いをしなければなりません。厳しくすれば部下は辞めていき、
彼らを辞めさせてしまったことで私は上司に怒られます。
その板ばさみに耐え切れず、ストレスはどんどん溜まる一方でした。

そんな時、ふと立ち寄ったパチンコ屋。
派手な光と大きなBGMが彩る、七色の遊戯台に向かっていると、何も考えずに済むことがわかりました。
いつしか私の生活は、仕事が終わると逃げるようにパチンコ屋に駆け込み、何も考えずにひたすらお金を使うという、
とても非生産的なものになってしまったのです。

給料の範囲内での出費がままならなくなると、それまでの貯金をくずしながらパチンコをし、 ひたすらお金を使い続けました。この時の私は、ただの気分転換のつもりでした。

もちろん、そんなことをやっていれば、すぐに貯金は底を尽きます。
自分の口座からお金を下ろすような、軽い気持ちで消費者金融からの借金をしました。
パチンコ屋の近くによくある、あの無人借り入れ機ですね。
初めて利用したときは少し気を病みましたが、2度目に借り入れをした時には、既に慣れてしまっていました。
その安易な気持ちが、この後の大惨事を生んだのです。
 
返済当時、先の幸せな日々を思い出しては「もっと自分で稼いだお金の価値の重さを理解していたら」
と後悔してばかりでした。まさしく何度も「あの頃に戻りたい」と思っていたのです^^;